スパイラルCT技術を採用した世界初の乳房用CTスキャナ「nu:view」は、エアランゲン市に本社を置くAB-CT社が発案したものです。nu:viewはCEマーキングを取得しており、欧州では既に患者さんに使用されています。
nu:viewの特徴は、優れた画像解像度と低線量・短時間スキャンにあります。最高の画質を得ると同時に放射線量の効率を最大化するために、検出器には最先端のシングルフォトンカウンティング技術が採用されています。従来のシンチレーションとは異なり、ν:viewではテルル化カドミウム(CdTe)製の直接変換型検出器を使用しています。
乳房の周りを1周する間に最大2,000枚の投影画像を作成し、フルスパイラルスキャンにかかる時間はわずか7~12秒です。また、乳房を圧迫することなく、患者さんの快適性を確保します。CTスキャナーで初めて、1回のスキャンで女性乳房全体の画像を重畳なしに真の3Dで取得し、優れた軟部組織鑑別を可能にしました。nu:viewはRISやPACSにシームレスに統合でき、画像を安全に保存してシームレスなワークフローを保証します。
優れた患者の快適性
画像取得のため、患者様はスキャナーの患者テーブルの上に仰向けになり、乳房を開口部に楽な姿勢で置いてください。画像処理装置による乳房のスキャンは、痛みを伴わず、圧迫感もありません。
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