核ラミナは、核内膜の隣に位置するタンパク質の2次元マトリックスからなる。ラミンファミリーのタンパク質は、このマトリックスを構成し、進化上非常に保存されている。有糸分裂期には、ラミンタンパク質がリン酸化されることにより、ラミナマトリックスは可逆的に分解される。ラミンタンパク質は、核の安定性、クロマチン構造、遺伝子発現に関与していると考えられている。脊椎動物のラミンはA型とB型の2種類からなり、選択的スプライシングにより、複数の転写体が存在する。この遺伝子に変異があると、いくつかの疾患につながる:エメリー-ドライフス筋ジストロフィー、家族性部分リポジストロフィー、四肢帯状筋ジストロフィー、拡張型心筋症、シャルコー-マリー-トゥース病、ハッチンソン-ギルフォードプロジェリア症候群。
免疫原情報
免疫原 - ヒト Lamin A/C (NP_733821.1) のアミノ酸 403-572 に対応する配列を含む組換え融合蛋白質。
遺伝子ID - 4000
スイスのプロトタイプ - P02545
計算上の分子量 - 74kDa
観察された分子量 - 68KDa/72KDa
応用例
推奨希釈度
WB 1:10000 - 1:600000
ihc-p 1:50 - 1:400
if/icc 1:50 - 1:200
ip 1:10000 - 1:120000
保存用バッファー -20℃で保存してください。凍結融解のサイクルは避けてください。
バッファーPBS(0.01%チオメルサル、0.05%BSA、50%グリセロール)、pH7.3。
アプリケーションキー - ウェスタンブロット法 免疫組織化学法 蛍光法 免疫沈降法
陽性サンプル - HeLa、A-549、NIH/3T3、PC-12
細胞位置 - 核, 核エンベロープ, 核ラミナ, 核スペックル, 核形質
お客様での検証結果
(カエノラブディティス・エレガンス)
WB(ムササビ)
IF(Homo sapiens)
WB(Homo sapiens)
ウェスタンブロット(Musculus)
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