軽度認知障害のある高齢者が、より長く自立した生活を送るためには、そのサポートが重要です。これは、労働集約的なプロセスです。RAMCIP(Robotic Assistant for MCI Patients at home)は、欧州委員会がHORIZON2020プログラムの下で資金提供している3年間の研究プロジェクトで、この問題に取り組むために2015年1月に開始されます。情報技術研究所(Centre for Research and Technology Hellas)がプロジェクトRAMCIPのコーディネーターを務めており、軽度認知障害(MCI)の高齢者の自立した生活と生活の質をサポートするために、自宅で積極的かつ控えめな支援を提供できる新しいロボットの研究開発を行っています。
RAMCIPのビジョンには、生活支援環境用のサービスロボットが含まれます。サービスロボットは、ユーザーの日常生活の重要な側面において、安全で、積極的かつ控えめな支援を提供することができ、その範囲は、食事の準備、食事や着替えの動作、家の管理や安全の維持にまで及びます。同時に、このロボットは、ユーザーが前向きな気持ちを維持し、認知能力や身体能力を発揮できるようにする必要があります。RAMCIPでは、ユーザーが補助作業の一環として運動を行うことを支援し、ユーザーの日々の行動に運動を組み込むことができるロボットの開発を目指しています。
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