細胞や細胞外ベシクルの取り扱いについて
AcouTrapは、さまざまな媒体から細胞、細胞外小胞、細菌、ウイルスのサンプル調製を行うためのベンチトップ型研究機器です。
AcouTrapの原理
AcouTrapは、マイクロ流体プラットフォームであり、バイオ粒子は、サンプルを無傷に保つ穏やかな音波を使用して音響トラップに捕獲されます。AcouTrapプラットフォームは、標準的な96ウェルマイクロプレートフォーマットで動作し、プレートあたり最大48サンプルまで実行できます。このシステムは自動化され、迅速に、高品質な出力サンプルを生成します。
エクソソーム単離
AcouTrapは、血漿、尿、細胞培地など様々なサンプルからのエクソソームや細胞外小胞の濃縮・精製に使用できます。AcouTrapのエクソソーム分離プロトコルは自動化されており、バックグラウンドのコンタミを除去した純粋なサンプルを迅速に得ることができます。AcouTrapは96ウェルプレートに接続され、サンプルの自動連続処理を可能にします。超遠心分離とは対照的に、AcouTrapによるEVの分離では手作業が最小限に抑えられます。音響力は非常に穏やかで、サンプルの完全性が保たれたまま維持されます。
細胞の濃縮
AcouTrapシステムは、貴重な細胞の濃縮と精製に優れています。このシステムは、少量の細胞を効率的に処理し、非常に高い回収率を実現します。様々な培地から細胞を洗浄、濃縮、アップコンセントレートすることができます。放出量はユーザーによって選択され、35 µlまで可能です。AcouTrapプラットフォームは、音響ストリーミングを使用して結合動態を向上させるため、インキュベーション時間を短縮することが可能です。
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