MOLgen RNA HAV1 S1 KitはリアルタイムRT-PCR法によるA型肝炎ウイルス(HAV)RNAの検出を目的としています。キットにはリアルタイムRT-PCR用試薬のみが含まれています。
はじめに
「Molgen RNA HAV S1 Kit は、臨床検体(血清、血漿、糞便)および水検体中の A 型肝炎ウイルス(HAV)RNA を、ウイルス RNA の逆転写とそれに続くリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)による cDNA 増幅、および増幅産物の蛍光検出という方法で検出するためのキットです。
臨床検体からのRNA抽出は、「MOLgen Universal Extraction Kit」(Adaltis S.r.l.社製)を用いて行うことができる。他社製のNA抽出キットを使用する場合は、Adaltis社製のInternal Control sample (IC)を使用することを強く推奨する。
RT-PCR分析の結果は、疾患の複雑な診断において考慮される。
セット1はブロックタイプのPCRサイクラーでの使用を目的としています:AMPLIlab (Adaltis), iQ5 iCycler, CFX96 (Bio-Rad, USA), DT-96 (DNA-Technology, Russia).
セット1には、コントロールサンプルを含む48試験分の試薬が含まれています。
注:抽出プロトコールとPCRセットアップ手順は、Adaltis EXTRAlab Instrumentを使用して、装置のユーザーインターフェースにあらかじめロードされている抽出とPCRセットアッププロトコールを実行することにより、自動モードで行うことができます。
メソッドの原理
リアルタイムPCRは、反応の進行に伴って増加するレポーター分子によって産生される蛍光の検出に基づいている。レポーター分子は、病原体のcDNAの標的領域に特異的に結合する二重標識DNAプローブである。蛍光色素の分離により蛍光シグナルが増加する。
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