「MOLgen DNA Treponema pallidum S1 Kit」は、リアルタイムPCR法によるTreponema pallidumDNA検出用アッセイキットです。
製品紹介
「MOLgen DNA Treponema pallidum S1 Kit」は、臨床検体(上皮細胞スワブ、びらん性潰瘍性皮膚病変の組織液、粘膜)中のトレポネーマ・パリダム DNA をリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により検出し、増幅産物を蛍光検出するためのキットです。
DNAの抽出は「Molgen Universal Extraction Kit」を用いて行うことができる。他メーカーのNA抽出キットを使用する場合は、Adaltis S.r.l.社製のInternal Control sample (IC)を使用することを強く推奨する。
セット1は、ブロック型PCRサイクラー(AMPLIlab(Adaltis社製)、iQ5 iCycler、CFX96(Bio-Rad社製、米国)、DT-96(DNA-Technology社製、ロシア)での使用を想定しています。
セット1には、コントロールサンプルを含む48試験分の試薬が含まれています。
注意
抽出プロトコールとPCRセットアップ手順は、Adaltis EXTRAlab Instrumentを使用して、装置のユーザーインターフェースにあらかじめロードされている抽出およびPCRセットアッププロトコールを実行することにより、自動モードで行うことができます。
メソッドの原理
リアルタイムPCRは、反応の進行に伴って増加するレポーター分子によって産生される蛍光の検出に基づいている。レポーター分子は、病原体DNAの標的領域に特異的に結合する二重標識DNAプローブである。蛍光シグナルは、増幅中にTaq DNAポリメラーゼのエキソヌクレアーゼ活性によって蛍光色素とクエンチャーが分離されることで増加する。PCRはDNAの温度変性、プライマーのアニーリング、相補鎖の合成というサイクルを繰り返す。
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