"Molgen Genetics Haemostatic Disease (ITGA2/FVII) Kit "は、血液凝固系ITGA2遺伝子およびF7遺伝子の一塩基多型を、融解曲線検出を用いたリアルタイムPCR法により検出するためのアッセイキットです。
概要
"Molgen Genetics Haemostatic Disease (ITGA2/FVII) Kit "は、臨床検体(全血、頬上皮)中のITGA2遺伝子(インテグリンα2をコード)の一塩基多型C807TおよびF7遺伝子(凝固第VII因子をコード)の一塩基多型G10976Aを、融解曲線解析を伴うリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により検出するためのキットです。
ジェノタイピングの結果は、血栓症リスク(遺伝性血栓症に対する感受性)の複合評価に考慮されます。
臨床検体からのDNA抽出は、"Molgen Universal Extraction Kit "を用いて行うことができます。
このキットは、Adaltis AmpliLabのようなブロック型PCRサイクラーCFX96(Bio-Rad、USA)で使用することを意図しています。
本キットには、コントロール検体を含む48検体の検査に必要な試薬が含まれています。
測定原理
本検査法の原理は、選択したヒトDNA領域の増幅と、それに続くPCR産物と特異的DNAプローブとのハイブリッド二重鎖の形成、および二重鎖の融解曲線の検出に基づいています。
増幅工程は、DNA鋳型の温度変性、DNA鋳型の特定部位へのプライマーのアニーリング、Taqポリメラーゼによるプライマーの伸長というサイクルの繰り返しからなる。
増幅ステップの後、温度が下がり、特異的蛍光標識DNAプローブがクエンチャー標識アンプリコンとハイブリダイズし、蛍光シグナルが減少する。
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