本キットは、MCM6遺伝子-13910C/Tの一塩基多型をリアルタイムPCR法により測定するための試薬キットです。キットにはリアルタイムPCR用の試薬のみが含まれています。
はじめに
「MOLgen Genetics MCM6 Kitは、臨床検体(全血、頬上皮)中のMCM6遺伝子(ラクターゼをコードするLCT遺伝子の調節部位)の一塩基多型 -13910 C/Tを、融解曲線解析を伴うリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法により測定するためのキットです。
臨床検体からのDNA抽出は、Adaltis S.r.l.社製 "MOLgen Universal Extraction Kit "を用いて行うことができる。
PCR分析の結果は、複雑な病気の診断に考慮される。
このキットはブロックタイプのPCRサイクラーでの使用を意図しています:AMPLIlab (Adaltis), CFX96 (Bio-Rad, USA)。
キットには、コントロール検体を含む48の検査に必要な試薬が含まれています。
測定原理
本検査法の原理は、選択したヒトDNA領域の増幅と、それに続くPCR産物と特異的DNAプローブとのハイブリッド二重鎖の形成、および二重鎖の融解曲線の検出に基づいています。
増幅工程は、DNA鋳型の温度変性、DNA鋳型の特定部位へのプライマーのアニーリング、Taqポリメラーゼによるプライマーの伸長というサイクルの繰り返しからなる。
増幅ステップの後、温度が下がり、特異的蛍光標識DNAプローブがクエンチャー標識アンプリコンとハイブリダイズし、蛍光シグナルが減少する。融解ステップでは、DNAプローブが放出され、蛍光が増加する。
---