シングル波長またはデュアル波長を使用するコンパクトなラマンアナライザー
Cora 5X00シリーズの携帯型ラマン分析器は、高性能を誇り、スペースを選ばない造りが特徴です。最大のラマン信号を得ながら蛍光を最小限に抑えて、各種サンプルで最高の測定結果を得るには、シングル波長またはデュアル波長の装置から選択してください。この携帯型アナライザーをスタンドアロン装置として操作するには、搭載PCまたはタッチスクリーンを使用するか、代わりに外付けのタイプのタブレットまたはPCを使用します。バッテリーオプションを使えば使用場所を選ばす、倉庫、現場、またはラボ内でも、必要な場所に持ち運んで作業を行うことができます。
ラマン装置1台であらゆるサンプルに対応可能
ラマン信号の強度を最大限に高めるには、サンプルごとに異なる励起波長が必要です。一般に、波長が短くなるほど、ラマン信号が強くなります。また、多くの着色物質や無色の有機化合物は強い蛍光を発するため、信号が埋もれてしまいます。このような場合は、低周波(長波長)の方が適切なラマン信号を得ることができます。Cora 5X00シリーズのシングル波長またはデュアル波長卓上ラマン分光計でサンプルに最適な波長を選択してください。これらは、ラマンレーザー(532 nm、785 nm、1064 nm)に対応しています。Cora 5500、5600、5700モデルは、1台の装置に2つの波長を備えています。ボタン操作で簡単に波長を切り替えることができます。
サンプル前処理の手間を最小限に抑える、高品質なアクセサリー
Cora 5X00シリーズのコンパクトなラマン分光計は、固体、液体、粉体の形状にかかわらずどんなサンプルも測定可能です。様々な直径と形状(円形、正方形、長方形)のバイアルやサンプルホルダーを利用することができます。すばやく正確に装置内にサンプルを配置できるようホルダーには磁石を装着しています。これにより焦点合わせを頻繁に行う手間を省き、サンプルの測定が可能です。