Sara® Combilizerは、重症患者の離床をサポートする多機能機器です。 患者の臨床的状態が許す限り、治療に可動セラピーを取り入れることで、不動による合併症の発生率を抑えることができます。
Sara Combilizerは、急性期医療、特にICUでの患者の離床に役立つ多機能ツールです。
患者の体位を仰臥位、座位、立位へと変えることができ、体位を変えるたびに移乗を必要とすることもありません。 Sara Combilizerは、横傾斜であるティルトを含む体位変換も行う事ができ、治療を容易に進めながら、介助者に負担をかけることなく安全かつ簡単に患者の体位を変えることができます。
柔軟に体位を変えることができるSara® Combilizerは、これまで離床のリスクが高く適応できないとされていた患者でも離床を可能とし、安全かつ快適に立位、座位、仰臥位へと動かすことをができます。 これには、注意力や意識のレベルが低い患者、体幹の安定性が低い患者、人工呼吸器装着の患者、そして鼠蹊部に血液ろ過ラインを付けた患者も含まれます。 (Dueck 2010, McWilliams 2013)
ベッドから離床する - 簡単、安全かつ効率的に
ICU内においても、患者をベッド上で端座位やベッド脇で立位させて体を動かす運動療法や早期離床が、身体的に良い影響を与えることについては、臨床的に明確なエビデンスが存在します。集中治療室への入室直後はもちろん、人工呼吸器の装着下においても、早期離床をすることで筋肉や骨格の強化、血管や呼吸機能の改善といった身体的刺激につながるだけではなく、患者がせん妄を起こすリスクも軽減されます。 (Brahmbatt 2010)
Sara Combilizerの構造とバッテリー駆動による多機能設計は、ICU患者の離床セラピーをサポートすると同時に、人間工学に基づいた設計により、介助者の身体的負担を最小限に抑えます。
Sara Combilizerによる離床セラピーは、患者にとっても介助者にとっても安全で効率的です。
転倒の危険を防止する安全ベルトにより患者はしっかりと固定され、また緊急事態が発生しても安全システム(内蔵)により迅速に患者を仰臥位にすることができます。