生物学的製剤からウイルスを除去するために開発された世界初の フィルターとして生まれたPlanova™フィルターは、ウイルスろ過業界の リーダーとしての確固たるポジションを有しています。30年近くにわたる Planova™フィルターの一貫した性能ならびに品質は、生物学的製剤の ウイルス安全性に貢献する、信頼できるウイルス除去フィルターとして 評価されてきました。
適応製剤
1989年に発売されて以来、再生セルロース中空糸膜のPlanova™フィルターは生物学的製剤業界における長い歴史を有します。当フィルターは、免疫グロブリンや凝固因子製剤のような血液製剤から、モノクローナル抗体のような組換え型タンパク質まで、様々な生物学的製剤の
ウイルス安全性の確立に貢献することにおいて、世界中のお客さまから信頼をいただいています。ウイルス除去フィルターのパイオニア
として、Planova™は長くお客さまに信頼をいただいています。
性能
幅広いアプリケーションに向けて、積み重ねた信頼
Planova™ 15N、20N、35Nフィルターは、その安定したろ過性能から、生物学的製剤のウイルス安全性の確立に貢献することにおいて、
長期にわたってお客さまから信頼をいただいています。
Planova™のユニークな中空糸構造が当フィルターの優れたろ過性をもたらしています。プラノバはSize exclusion(大きさによるふるい
分け)のろ過原理によってウイルスを分離します。タンパク質溶液は吸着などの物理化学的な性質に左右されずろ過膜を容易に通過する
一方、ウイルスはろ過過程で捕捉・除去されます。
セルロース膜本来の性質である親水性もまた、タンパク質の高い透過性を可能にしています。例えば、Planova™ 20Nフィルターは、血漿由来免疫グロブリン(IgG)や第VIII因子のような、分子量340 kDaまでのタンパク質に対して、高い回収率を発揮します。
Planova™は様々な製剤に対して高いろ過性能を発揮するため、複雑な最適化を必要としません。これは、スピーディーなプロセス開発を
目指すユーザーにとってメリットになります。