デパス クイックレスポンスシャントは、CSF(脳脊髄液)の排出を制御することで、患者の脳室内圧(IVP)を調整し維持するように設計されています。
このシャントには、使用目的に応じて、脳室腹腔型と腰部腹腔型の2種類があります。
シャント内の機構は、心室の陽圧によって作動し、弁は直ちに開きます。ルビーボールとチタン製スプリングバルブが、流体力学的テコの原理を応用したこの調整可能なシステムの要となるものです。シャント本体は、他社製品よりも一回り小さなサイズに設計されています。バルブの内径は10mm、外径は13.5mm、長さは16mmです。
また、デプス クイックレスポンスシャントは、抗生物質含浸シリコンカバーを含む感染防止バージョンも設計されています。
このように抗生物質が含浸されたDepusバルブは、現在のシャント市場においてユニークなデザインとなっています。
また、シャント手術の大きな問題点である感染症対策についても、含浸させた抗生物質をシリコーン本体から28日間放出するよう制御することで、究極の感染症対策を実現しています。
デパス クイックレスポンスシャント(標準バルブボディ/抗生物質含浸シリコンボディ)
ポリサルフォンシャントは、放射線不透過性チタン、ルビーボール、ポリサルフォン(長期留置可能)を使用して製造され、無菌状態(ETO)で供給されます。シャントの圧力レベルは、MRIで視認可能なタンタルで表示されています。
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