BeaverBeads™ Stool DNA Kitは、あらかじめ用意されたバッファーを用いて、便サンプルからヒトや腸内細菌のゲノムDNAを迅速かつ効率的に抽出し、サンプルサイズに応じて反応システムを調整することができます。また、サンプルの大きさに応じて反応システムを調整することができます。この製品は、自動操作にも手動操作にも適しています。抽出されたDNAは、PCRによる増幅、塩基配列の決定、検出などに利用できます。
製品の特徴
1.200μL~10mlサンプルの自動化ソリューション。
2.高い抽出率。> 200mgのサンプルから2μg以上の抽出が可能です。
3.優れた安定性
4.フェノールやクロロホルムなどの有害な溶媒を使用していません。
製品性能
1.回収率
Fig. 1 異なるサンプルからのDNA断片の回収率
便サンプルに外因性のDNA断片を加え、Beaver Stool DNA Kitを用いて核酸断片を回収し、qPCRで定量した(Fig.1参照)。その結果、Beaver製品を用いた場合の目的の断片の回収率は、異なるサンプルで40%から70%であった。
2.安定性試験
図2:同一サンプルのqPCR増幅曲線
便サンプルに外因性のDNA断片を加えた後、Beaver Stool DNA Kitを用いて同一サンプルから核酸断片を数回回収し、qPCRで定量します(図2参照)。研究データによると、Ct値が安定していることから、本キットの安定性が高いことがわかります。
3.抽出率
Fig.3 ビーバー製品で抽出した各便からのトータルDNA
Beaver Stool DNA Kitを用いて、異なるヒトの便サンプルからDNAを抽出し、Qubit装置を用いてDNA量を測定した(図3参照)。その結果、BeaverのDNA収量は2μg以上であった。
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