心臓脂肪酸結合蛋白(H-FABP)は、心筋細胞に最も多く存在する蛋白質の一つである。急性心筋梗塞になると、血中および尿中のH-FABP濃度は1-3時間で急速に上昇し、6時間でピークに達し、24時間以内にベースライン濃度に戻る。H-FABPの特性はミオグロビンの特性と類似しているように思われる。しかし、H-FABPの濃度は骨格筋よりも心臓の方が10倍近くも高い。一方、ミオグロビンの濃度は、心筋細胞では骨格細胞より2倍低い。このように、H-FABPは心臓特異性が高いため、AMIの診断に大きな意味を持つ。
サンプル量
75μL
動作範囲
1-100 ng/mL
性能
CV≦15
保存方法
2-30℃
賞味期限
18ヶ月
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