製品名卵胞刺激ホルモン測定キット(蛍光イムノクロマト法)
包装形態:20T/KIT
何を検査するのですか?
卵胞刺激ホルモン(FSH)は、女性の卵子や男性の精子の発育など、生殖に関係するホルモンです。この検査では、血液中のFSHを測定します。
FSHは、脳の底部にある副鼻腔の後ろ、頭の中心にある小さな器官、下垂体によって作られます。FSHの産生を制御するのは、脳の視床下部、下垂体、卵巣や精巣から分泌されるホルモンが関与する複雑なシステムです。視床下部はゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を分泌し、下垂体を刺激してFSHと、同じく生殖に深く関わるホルモンである黄体形成ホルモン(LH)を分泌させます。妊娠可能な年齢の女性では、月経周期の卵胞期において、FSHが卵巣内の卵(卵胞)の成長と成熟を促します。月経周期は、卵胞期と黄体期に分けられ、各期は約14日間続きます。この卵胞期には、FSHが卵胞によるエストラジオールの生産を開始し、この2つのホルモンが協力して卵胞のさらなる発育を促します。卵胞期の終わり近くになると、FSHと黄体形成ホルモンが急増します。卵巣から卵子が放出される(排卵)のは、このホルモンの急増のすぐ後です。下垂体から放出されるFSHの量は、エストラジオールやプロゲステロンだけでなく、インヒビンというホルモンもコントロールするのに役立っています。男性の場合、FSHは睾丸を刺激して成熟した精子を作らせ、またアンドロゲン結合タンパク質の産生を促進させます。
---