試験管内でヒト血清または血漿中の抗連鎖球菌ヘモリシンOの含量を定量的に検出するために使用できる。
溶血性連鎖球菌ヘモリシンOは、β溶血性連鎖球菌のA群、C群、G群によって産生され、強い抗原性を有する。抗体ASOは溶連菌感染のマーカーとして使用できる。一般に、溶連菌の力価は感染後1週間で上昇し始め、3~5週間でピークに達する。合併症や再感染がなければ、力価は2ヵ月後に低下し、2~6ヵ月後には感染前のレベルまで低下する。陽性の結果は、最近溶血性レンサ球菌感染があったことを示唆したが、疾患活動性のマーカーではなかった。急性リウマチ熱や急性糸球体腎炎の診断補助、リウマチ性疾患や関節リウマチの鑑別診断に用いられた。
検査原理
ASO検査はラテックス免疫測定法に基づいています。ASOが血清中に含まれると、ラテックス粒子上のR2に含まれるSLOと反応し、ラテックス粒子が凝集して濁りが生じます。反応によって生じた濁度を測定し、検量線と比較することで、サンプル中のASO濃度を求めることができます。
測定原理
1.試薬の調製:液体二重試薬で、直接使用する試薬の調製は不要です。
2.試験条件試験環境は、温度(15-37)℃、相対湿度95%以下。
性能指数
分析感度活性が75IU/Lの時、吸光度変化値(A/min)は(0.01-0.1)の範囲であった。
直線範囲:(5-400)U/L
精度相対偏差は(+10%)以下でなければならない。
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