ISOCell BIOBOXは、培養フラスコやチューブなどの滅菌済み材料を収納し、バイオコンテインメント環境下で消耗品を管理するために設計されています。
ISOCell BIOBOXはインキュベーター内で細胞が増殖する際のガス交換を可能にします。この気密性の高い搬送システムにより、アイソレーターのグレードAワークエリアから、アイソレーター内と同じ無菌状態を維持したまま外部の標準的なCO2インキュベーターに細胞培養物を搬送することができます。
アイソセル・バイオボックスは、このようなユニークな機能と、ボックスが閉じられると厳密に維持される気密性により、GMP規制に基づき、アイソレーターから取り出された後もアイソレーターのグレードAの作業領域と同じ無菌状態を維持し、より低い分類の環境(グレードCやDのクリーンルームなど)での移動の際に、細胞をあらゆる汚染から保護することができます。そのため、ISOCell BIOBOXを使用することで、グレードAアイソレーターが設置されている環境でも、外部標準装置(標準的なCO2インキュベーターなど)を使用することが可能になります。
また、異なる患者の細胞を別々のISOCell BIOBOXに入れ、同じ外部標準CO2インキュベーター内に設置しても、ISOCell BIOBOXを使用することにより、患者間のクロスコンタミネーションを回避することができます。
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