T7 RNAポリメラーゼは、バクテリオファージT7 RNAポリメラーゼの遺伝子を大腸菌で発現させて合成した後、精製した製品です。
T7ファージのプロモーター部位に特異的に結合し、T7プロモーター部位の下部に位置するクローン化DNA配列からRNA合成を触媒することができる。
本製品はドライアイスで出荷されます。
特徴・メリット
高い特異性
T7ファージプロモーター配列に高い特異性を有し、目的のRNAトランスクリプトームを合成することができます。
多用途性
ワクチン作製やCRISPR-Cas9研究などに必要なmRNAやsgRNAを簡便に合成することができます。
再現性
ISO9001品質管理システムのもとで製造されており、各バッチの品質が未形成であるため、再現性の高い結果を得ることができます。
アプリケーション
高放射能標識RNAプローブの合成
siRNAの前駆体の合成
RNAスプライシング反応に用いる前駆体の合成
試験管内翻訳用mRNAの合成
遺伝子ターゲティング用sgRNAの合成
RNAの構造、プロセッシング、触媒作用の研究
アンチセンスRNAによる発現制御
仕様
DNase活性
なし
RNアーゼ活性
なし
プロテアーゼ活性
なし
成分
- MgCl2を含む5X反応バッファー:200mM Tris-HCl、30mM MgCl2、10mM スペルミジン、pH 8.0
- RNaseインヒビター:100 ng/µl
- 100 mM DTT
濃度
5,000ユニット(50U/μl)
保存条件
50%(v/v)グリセロール、20mMリン酸ナトリウム、100mM KCl、0.5mM EDTA、1mM DTT、安定化剤、pH7.7含有
単位 定義
37℃、60分間で1 nmolのATPを酸不溶性物質に取り込むのに必要な酵素量を1ユニットと定義する。
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