Elements Angioワークフローでは、2Dアンギオ画像と3Dボリュームデータのフュージョンを迅速かつ包括的に行い、ローカライザーフレームを利用した再撮影が不要です。標的オブジェクトの識別およびセグメンテーションを正確に行うことが困難な頭蓋内構造の定義をサポートし、定位放射線治療のプレプランニングを行います。
脳血管病変に対する治療計画
脳血管病変用ワークフローは、脳血管の治療計画を効率的に進めるためのソフトウェアです。ローカライザーフレームを使用した撮影が不要なため、医師や患者にとって時間短縮につながります。
2D DSA画像と3Dボリュームデータのコレジストレーション
Elements Image Fusion Angioは、CTAやMRAのような複数の3Dボリュームデータのフュージョンを行う独自の機能を備えています。正面、側面、斜位のDSA画像を用いて、輪郭描出を行います。コレジストレーションをサポートする関心領域(左/右内頸動脈、脳底動脈)を選択可能です。
診断用画像データを使用するメリット
診断用のアンギオ画像データを利用できるため、ローカライザーフレームを使用した、時間のかかる侵襲的な再撮影が不要となり、大きなメリットが得られます。
迅速かつ簡単な3D輪郭描出
2D DSA画像およびフュージョン済み3D画像データ上で、Elements SmartBrushが脳血管構造の輪郭描出を迅速かつ包括的に行います。CIP(Color Intensity Projections:色強度投影)を用いて血流を色分けすることで、血流が分かりやすく可視化されます。