LEX9は生物研究用に開発された高輝度・高安定LED光源システムです。 内部には最大2つのLEDユニットが搭載可能です。可視光~近赤外光領域のLEDユニットが用意されていますので蛍光プローブにあわせて様々な波長を選択することができます。
手動で1~2波長の点灯/消灯を切り替えることはもちろん、高速カメラシステムとフレーム同期した2波長交互点灯も可能。高速蛍光イメージングの励起用光源として最適です。
アプリケーション
蛍光イメージングの励起光源
GCaMPイメージング
(405nm/460nmを用いたhemodynamic correction)
カルシウムイメージング
VSDやGEVIを用いた膜電位イメージング
内因性信号(IOS)イメージング
オプトジェネティクスの光刺激用光源
チャネルロドプシン(ChR2)
ハロロドプシン(NpHR)
ArchやChrimsonなど
その他の蛍光イメージング
高輝度・高安定な照射が必要とされる実験
高範囲の照射が必要とされる実験
主な特長
さらに高輝度 - : イメージングのS/N比向上に
高安定 - : 生物シグナルに余計なノイズを加えない
2波長励起 - :1カメラで2波長計測も可能
高速スイッチング - :高速イメージングやパルス光刺激用に
拡張性 - :様々な蛍光プローブに対応可能
広範囲照射 - :低倍率の観察でもエリア全体を照明
特長
さらに高輝度:イメージングのS/N比向上に
新しいLEDチップを採用することにより、市販の150Wハロゲン光源と比べて4.1倍以上、弊社製の旧LEDシステムと比べて1.8倍以上の高出力が可能になりました。
励起光密度が低下しがちな広視野イメージングや、露光時間が短くなる高速イメージングのS/N比向上には必須の光源です。
高安定:生物シグナルに余計なノイズを加えない
一般的にLEDを長時間点灯すると、温度上昇に伴うLEDの輝度低下が見られます。わずかな輝度変化を捉える生物イメージングの場合、このような励起光源のドリフトは大きなノイズ源となり、ソフトウェア処理により除去できるとはいえ、生物由来の信号の精度を損ねてしまう可能性があります。
LEX9には出力された光の輝度をモニターし、輝度変化を一定に保つ光フィードバック機構が搭載されており、輝度ドリフトを極力抑えます。