MultiMode®の長い成功の歴史は、優れた解像度、性能、そして比類のない汎用性と生産性の組み合わせに基づいています。MultiMode 8-HR原子間力顕微鏡(AFM)は、世界最多の納入実績を誇るMMAFM型高分解能AFMに、次世代型高性能AFMコントローラー(NanoScope V)を搭載し、より高速なPeakForce Tapping®AFM技術により、ワンプッシュオペレーションを可能にしたScanAsyst機能及び定量的機械特性マッピング機能のPeakForce QNM、FASTForce Volume、を搭載した画期的なAFMです。
研究者は、タンパク質やDNAの二重らせんなどの分子や生物学的構造の最も詳細な測定イメージを日常的に作成することができます。
すべての経験レベルのユーザーが、より速く、より一貫した最高品質の結果を得ることができます。
ニーズに合わせた構成が可能」
AFMを特定の用途に合わせてカスタマイズできるよう、幅広いアクセサリをご用意。
MultiMode 8-HRは、信号監視、リアルタイムな動作変更、およびカスタムのオフライン解析の実装のためのさまざまなオプションを取り揃えています。標準の NanoScope® ツールには、データの直接 MATLAB インポートおよび ASCII エクスポート用に用意されています。内部信号をモニターし、Virtual SAM で信号入力をカスタマイズしたり、オプションの SAM lll で機能を拡張することができます。オプションのナノリソグラフィーおよびNanoSopeのCOMポート経由にてAFM機能の制御が可能です。NanoScopeオープンアクセス機能を活用することで、独自の試験モードの作成が可能で、オリジナルの試験モードを開発することで、さらに独自のデータセットを取得する事ができるようになります。
MultiMode 8-HRは、PeakForce Tappingテクノロジーを最大限に活用するために設計されており、従来のAFMと比較して6倍速のPeakForce Tappingイメージング速度を実現し、性能を損なうことなく大気中でのイメージングが可能です。イメージの最適化により、全ての測定者に再現性のあるエキスパートレベルの測定イメージ品質を提供します。
高度な環境制御
MultiMode 8-HRは、サンプルの加熱/冷却の機能にも対応しています。低域レンジオプションでは、大気中または流体中で-35℃~100℃の間で加熱および冷却が可能です。また広域オプションは250℃まで加熱が可能で、ポリマー相転移の研究に多く導入されています。サンプルの酸化を防ぐガスパージと、針の汚れを防ぐカンチレバーの加熱が特徴的な機能となっています。環境制御用のアクセサリーは、ヒーター/クーラーオプションと一体化したもの、または個別の環境チャンバーをご用意しております。