CAMAG社の全自動DBS-MS 500 HCTは、DBSカードに記録されたDBS(乾燥血液スポット)から目的物質を分析する最先端の技術を搭載しています。DBSは抽出チャンバーで直接溶出され、分析対象物は選択した分析システムにオンラインで誘導されるか、抽出物はバイアルや96ウェルプレートに回収されます。サンプル処理は、高精度スプレーによる内部標準物質の塗布、光学モジュールによるサンプルのヘマトクリット値の検出、DBSカードからのバーコード付与など、自動化されています。分析結果に加えて、抽出前後の各DBSカードの写真とランパラメータが報告され、完全なトレーサビリティと最高の品質を維持することができます。
主な機能
- 1回の分析で最大500枚のDBSカードをハイスループットで分析可能
- 光学式カード認識およびバーコード読み取りモジュールを内蔵
- 光学モジュールによる非破壊的なヘマトクリット検出
- 自動内部標準物質適用モジュール
- キャリーオーバーを排除する洗浄ステーションを備えた独自の抽出モジュール
- 分析システム(MSまたはLC-MS)とのオンライン結合
- Chronosソフトウェアによるフルコントロール
完全に自動化されたCAMAG DBS-MS抽出システムは、DBS分析を驚くほど簡単にし、手動や半自動のパンチング技術と比較して大きな利点があります。CAMAG DBS-MS 500 HCT 抽出システムは、従来の採血に代わる経済的なDBS分析法です。これは、薬理学的なサンプルを分析するための時間とコストを節約する技術であり、被験者や動物に対する侵襲性も低いものです。
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