真に役立つ大口径CTとするために、ガントリを新規に開発。CTで最大の900mm開口径を実現しました。ポジショニングの自由度が広がるため、救急時やお年寄りの方の撮影時にも有用です。また900mmの大口径により、患者固定具を使用した撮影でも撮影体位の自由度が大幅に高まります。異なる装置間で同一の固定具を使用し、一定の体位で撮影、画像化することで、患者位置の相関性が高精度に保たれます。
AIDR 3D
医療被ばくを半分にしたい。その思いより被ばく低減画像再構成処理「AIDR3D」を開発しました。
逐次近似再構成法の原理を応用。収集された投影データ上で、統計学的ノイズモデル、スキャナーモデルを用いてノイズを低減。さらに、アナトミカルモデルを用い、画像再構成ドメインの中でノイズ成分のみを抽出して繰り返し除去します。低線量時の画質を大幅に改善します。
SEMARTM
当社独自の金属アーチファクト低減再構成であるSEMARは、シングルエナジーデータに対して、Forward projectionとBackprojectionを適用することで、金属アーチファクト成分のみを効果的に除去できます。特に整形領域において脊椎固定ボルト、人工骨などのアーチファクト低減効果が得られます。広範囲撮影やルーチン検査を含めて、さまざまな検査で使用することが可能です。
SEMAR: Single Energy Metal Artifact Reduction