CD10抗原は、様々な正常細胞および腫瘍細胞の表面に広く発現しています。他の悪性リンパ腫では、CD10抗原はリンパ球リンパ腫、バーキットリンパ腫および濾胞性リンパ腫細胞で発現していることが報告されています。CD10抗原は、正常な初期リンパプロジェニター細胞の表面および成体骨髄の未成熟Bリンパ球の胚中心部のB細胞に同定されています。CD10抗原は、乳房筋上皮細胞、胆管、線維芽細胞などの様々な非リンパ系細胞および組織にも発現し、特に腎ブラシ境界および腸上皮細胞で高発現していることが確認されています。
染色組織
図に示すように
CD10で染色した扁桃組織(マウス)
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