圧縮空気ネットワークで発生する凝縮水を適切に排出・処理することは、ネットワークが正しく機能し、適切なネットワーク圧力が維持されるために重要な部分です。圧縮空気ネットワークにおける凝縮水排出装置の役割について説明します。
凝縮水排出装置
これまで見てきたように、圧縮空気には、水、油、周囲の空気中に自然に存在する微小粒子、または錆やパイプスケールのように圧縮プロセスによって空気の流れに導入される微小粒子などの不純物が含まれています。CompAirの空気処理製品は、これらの不純物を除去します。エアドライヤは、空気を乾燥させて水蒸気を除去するためにさまざまな技術を使用し、エアフィルタは固体粒子を除去します。
空気流から水と粒子が取り除かれたら、この混合凝縮水を適切な方法で処理できるように排出するのが凝縮水排出装置の役目です。凝縮水は通常、油/水セパレーターに排出され、油が正しく処理されるようにします。そうして初めて、圧縮空気を生産工程で使用する準備が整います。凝縮水排出装置は特殊なタイプのバルブで、設置のタイプに応じて様々な方法で作動させることができます。例えば、ドレンをタイマーで作動させ、決められた間隔でドレンを排出するように設定したり、無動力ドレンを電源なしで作動させたり、圧縮空気エネルギーセーバーを例えば照明スイッチに接続し、シフト終了時に照明が消灯するとドレンをシャットオフして圧力損失を回避したりすることができます(詳しくは以下をご覧ください)。
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