CrystalCamは、放射性マーカーの正確なリアルタイム可視化とローカライゼーションのためのポータブルガンマカメラです。小型で軽量なため、手のひらに収まるサイズです。そのため、手術前、手術中、手術後の患者さんに直接適用することができます。
このカメラには、革新的なテルル化カドミウム亜鉛(CdZnTe)半導体技術に基づくイメージセンサーが搭載されており、40x40mm²の視野を有しています。これにより、最高の感度と優れたエネルギー分解能を実現しながら、コリメータと側面シールドを含めてわずか800gという軽量化を実現しています。
CrystalCamは非常に高速な画像処理能力を特徴としており、センチネルリンパ節の位置を腫瘍の広がりと同様に迅速かつ正確に可視化することができます。また、術後には腫瘍やリンパ節が完全に除去されているかどうかを確認することができます。そのため、SLNE、ROLL、SNOLLといった最新の医療アプリケーションでの使用に完全に適しています。
医療アプリケーションは以下の通り。
センチネルリンパ節のリアルタイムの位置確認
ROLL:ラジオガイド下閉塞病変の位置確認
SNOLL:センチネルリンパ節および潜伏病変のローカライゼーション
研究:Tc-99m標識組織の高速高解像度平面イメージング
特徴
カドミウム・亜鉛・テルル(CZT)イメージングディテクター(厚さ5mm)
視野角 40x40mm²
256ピクセル(16x16)、ピクセルピッチ2.46 mm
本体寸法 60×60×160 mm3
エネルギー範囲 40 keV ~ 250 keV
エネルギー分解能 < 7% (140keV時)
不要なガンマ線に対する側面遮蔽率99.97%(140keVの場合)
重量 < 800g (コリメータと内蔵の側面シールドを含む)
任意の取得時間(100ミリ秒から)によるリアルタイムでの可視化
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