ヘマトキシリン染色液
A.使用目的
ヘマトキシリン染色液は、主に核の染色に使用されます。
B.原理・概要
細胞内の核はある程度の酸性度を持ち、塩基性染色剤(ヘマトキシリン)との親和性が強く、逆に細胞質はある程度の塩基性を持ち、酸性染色剤(エオシン)との親和性が強い。細胞塗抹や組織切片をヘマトキシリン・エオシン染色すると、核はヘマトキシリンで青紫色に、細胞質、筋繊維、膠原線維などは程度の差はあれ赤色に、赤血球はオレンジ色に染色されます。
C.主な作曲作品
ヘマトキシリン染色液は、ヘマトキシリン、酸化剤、媒染剤、エタノール、酢酸、安定剤を主成分としています。
D.保存と安定性
10℃~30℃で保存、有効期限は12ヶ月。
E.サンプル要件
スメアや切片は完全に固定し、パラフィン切片は完全に脱パラフィンする必要があります。
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