カーペンターエドワーズフィジオリングⅡ
循環器疾患領域 人工弁輪
写真:カーペンターエドワーズフィジオリングⅡの製品画像
従来のセミリジッド構造に加え、前尖・後尖部それぞれにサドルシェイプ(鞍型)を取り入れた、僧帽弁輪形状に近いダブルサドルシェイプ。さらに、新しい概念である、サイズによって形状を変えたグローバルシェイプを採用しています
僧帽弁形成術における理想的な組み合わせ
半世紀にわたる人工弁輪の研究開発で培ったエドワーズの技術と経験を結集し、 カーペンターエドワーズフィジオリングをベースに開発しました。 従来のセミリジッド構造に加え、前尖・後尖部それぞれにサドルシェイプ(鞍型)を取り入れ、僧帽弁輪形状に近いダブルサドルシェイプにしました。 さらに、サイズによって形状を変えたグローバルシェイプを採用しました。 カーペンターエドワーズフィジオリングⅡが僧帽弁形成術の可能性を更に広げます
セミリジッド構造
高強度・耐クリープ性を有するコバルト・クロム・ニッケルの合金平板とポリエステル平板を重ねあわせ、後尖部の局所的な柔軟性を実現しています。
ダブルサドルシェイプ
近年の僧帽弁輪形状に関する研究結果を基に、前尖・後尖部にそれぞれサドルシェイプ(鞍型)を有したダブルサドルシェイプを採用しました。これにより立体的な僧帽弁輪の形状にフィットし、僧帽弁にかかるストレスを軽減させることが期待されます。
グローバルシェイプ
Etiology(病因)に応じて変化する僧帽弁輪の形状に対応するため、小さいサイズにはDシェイプを、大きいサイズには楕円形を採用しました。
縫いやすい縫着輪部
縫着輪部に縫いしろ部分を持たせることで針入れが行いやすくなりました。これにより、合金平板間に針入するリスクを大幅に減らし、スムーズなリングの落とし込みが可能になりました。
ホルダーの改良
一箇所の固定用縫合糸(後尖部)を切るだけで、リングがホルダーから外れます。
弁尖を確認しやすいホルダーデザインとなりました。