対角58インチ画面に高解像度8メガピクセルの情報表示を実現する、手術室内での使用を想定した大型モニターです。X線透視画像、内視鏡画像、心拍数など様々な医療情報の同時表示を実現します。
高い設置性
同じ高解像度8メガピクセル(3840×2160=829万画素)表示が可能な旧機種56インチモニターLS560Wから画面サイズを58インチと大型化しつつ、ベゼル(画面の外枠)を細くすることで、LS560Wと同等の外形寸法と質量を実現しました。
ひと目で全体が見渡せる
多くの情報を1画面に表示可能な高解像度モニターは、低解像度モニターを複数配置するマルチモニター使用環境と比較すると、モニター間の色味など表示の違いがなくなると共に、各モニターの額縁がないことにより視認性が高まり、業務効率の向上が期待できます。
複数人でも見やすい
広視野角パネルにより、見る位置や角度による色の変化が少なく、画面の隅々まで安定した色調を再現します。
医用画像を忠実に再現
階調特性がDICOM Part 14に準拠するように、工場で1台1台調整し出荷しています。DICOM Part 14準拠により、モニターによって見え方が異なることなく、医用画像を忠実に再現できます。
経年変化を補正
DICOM Part 14に対応したキャリブレーションが実行でき、表示階調と輝度を補正可能です。
常に安定した輝度
システム起動後、素早く輝度を安定させる機能と、周囲の温度や経時による輝度変化を自動補正する機能を搭載し、安定した輝度を保ちます。
冗長設計
電源とバックライトを2つずつ装備しており、さらにそれらをそれぞれストライプ状に配置しているため、片方に万が一問題が生じても全体的な表示を維持できるなど、高い信頼性を確保しています。さらに、部品や作業に問題が生じた時にはX線撮影装置に通知するよう監視機能を設定することも可能です。
画面全体の輝度が均一
EIZO独自の技術を活かしたDigital Uniformity Equalizer(DUE)機能により、液晶モニターの特性上、これまで特に大型モニターで困難であった表示画面上の輝度均一性を向上させます。
作業の安全性向上
リアルタイムで画面に映像が表示されるので、画像配信のスピードが重要な場面で、作業の安全性が向上します。
天吊りや壁掛けに便利
VESA規格対応の取付け穴ピッチなので、天吊りや壁掛けを活用した手術室内の設置に柔軟に対応します。
各種医療規格・安全規格
医療の現場で安心してご使用いただけるよう、各種医療規格や安全/EMC規格を取得し、安全性と信頼性を実現しています。
SDGsへの貢献
EIZOグループは、映像を通じて豊かな未来社会を実現するため、国連が推進しているSDGs(持続可能な開発目標)の達成に取組んでいます。
健やかな生活を支える
医療の現場では、一人ひとりに最適な医療を提供する取組みが始まっています。当社はMaking Each Life Visualをメッセージに掲げ、膨大な医療情報をまとめ、つなぎ、生かすことによって最適な画像・映像環境づくりを推進し、より効率的かつ正確な診断・治療を支援していきます。
環境にやさしい
医療現場で要求される高性能や高機能を備えつつ、環境に配慮したデザインを採用。低消費電力設計により、消費電力やCO2排出の抑制に貢献しています。使用済み製品の回収リサイクルを行い、使用後の責任までしっかり果たしています。