当社は、生物地球化学や法医学研究のための最高性能のGC-IRMSシステムを提供するために、GC5ガスクロマトグラフシステムを開発しました。
分子レベル同位体分析は、多くの地球化学的なアプリケーションや法医学的なアプリケーションにおいて新しい知見をもたらすことから、多くの研究室にとって重要な技術であると考えられています。GC5は、ピコモルレベルの感度を実現し、ガスクロマトグラフにおける化合物分離をGC5インターフェースで維持したままサンプルを適切なガスに変換・分析することが可能です。
また、アジレント・テクノロジー社のVARパートナーとして、専用のインレットやディテクター、キャピラリーフローテクノロジー、2次元GCクロマトグラフィーなど、アジレント社の優れたCテクノロジーを最大限に活用することで、高度な研究プロジェクトにも柔軟に対応できるGC-IRMSシステムを提供します。
卓越したガス分離・感度
マイクロボリュームGC反応管は、ガスクロマトグラフにおけるガス分離を忠実に再現
分析結果の信頼性
独自に開発した燃焼炉への酸素の断続注入により、酸化条件の改善と分析性能の長期安定化を実現。
ピークマップ機能による自動処理で解析時間を削減
lyticOS®ソフトウェアスイートによる複雑なGCクロマトグラムを迅速処理
業界を牽引するアジレント社のGCシステムを採用
最高の感度を達成するため、アジレント社のオートサンプラー、インレット、クロマトグラフィー・ソリューションを柔軟に選択可能
特長
優れたピーク検出
GC5システムは、高度なアプリケーションにおいてもC、N、O、Hの各同位体に対して優れた感度を提供します。堅牢な反応炉: マイクロリアクターは、デッドボリュームを極限まで減らすことで、長期間にわたって信頼性の高い反応効率を維持し、他に類を見ない長期間安定した性能を実現します。
多用な特徴:
キャピラリー・クロマトグラフィーで分離した化合物のδ13C, δ15N, δ2H, δ18Oのオンライン測定
定期的な酸素導入による反応管の長寿命化(d13C, d15N)
還元炉が不要なd15N分析: アミノ酸分析に対応
δ15N分析のための自動酸素注入機能により、サンプルのN2化100%定量変換を保証
1,450℃またはChromeHDを用いた1,050℃での化合物のδ2H熱分解
スプリット/スプリットレス、PTV、またはオンカラムインジェクターを備えたAgilent 8890ガスクロマトグラフ
独自のハートスプリットシステムにより、搭載された炎イオン化検出器とIRMSを切り替えることが可能
アジレント・キャピラリーフローテクノロジーとの完全な互換性: フロー・スプリット/ディーン・スイッチングが可能
GCキャピラリーカラムと反応管の交換時のダウンタイムの最小化
堅牢で安価に設計された石英製マイクロボア炉で対象成分をガス化(d13C, d15N, 低温熱分解d2H)
Agilent 150ポジションサンプルトレイ、SPME/Headspace用PAL3サンプル、Gerstel MPSなどのオートサンプラーを選択可能
MS接続: シングル四重極、トリプル四重極、TOFのハイフネーションオプション
製品の詳細