EliGene® Ureaplasma UNI キットは、分離された DNA サンプルからの病原性種 Ureaplasma urealyticum および Ureaplasma parvum の DNA 診断を目的としています。
メソッドの原理
本診断キットは、Molecular Beacons ハイブリダイゼーションプローブを用いた RealTime PCR 法に基づいています。本キットでは、Ureaplasma urealyticum および Ureaplasma parvum の DNA および内部コントロールを検出するためのプライマーおよび Molecular Beacons 標識プローブ(FAM および HEX)を使用します。
はじめに
ウレアプラズマ属は、多くの健常人の下部尿路性器にコロニーを形成するが、感受性の高い成人では、尿道炎、子宮内膜炎、絨毛膜羊膜炎、自然流産、関節炎、尿路結石、また未熟児/低出生体重児、菌血症、髄膜炎を引き起こすこともある。
ウレアプラズマ・ウレアリティカムは、マイコプラズマ科に属する細菌である。ウレアプラズマ・ウレアリティカムは14の血清型からなり、遺伝子型の特徴に基づいて2つのバイオバー、バイオバー1とバイオバー2に分けられる。バイオバー1は4つの血清群(血清群1、3、6、14)からなり、バイオバー2は10の血清群(血清群2、4、5、7-13)からなる。現在U. urealyticumとして知られている種は、U. parvum(以前はU. urealyticum biovar 1)とU. urealyticum(以前はU. urealyticum biovar 2)の2種に分離されるべきであるという証拠が提示されている。ヒトUreaplasma分離株の大部分は新種U.U. urealyticum(biovar2)の分離頻度は低いが、珍しいものではない。
ウレアプラズマ属は、男性における非淋菌性、非クラミジア性尿道炎、急性前立腺炎、後天性関節炎の主な原因である。
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