トキソプラズマIgMは、活動性トキソプラズマ感染の診断の補助として、ヒト血清中のトキソプラズマ・ゴンディに対するIgM抗体を定性的に検出するELISAキットです。
臨床的意義
トキソプラズマ・ゴンディは遍在性の原虫で、哺乳類の全種に感染を引き起こす。ヒトでは、血清学的研究により、成人集団の高い割合がこの寄生虫に感染していることが示されている。この病気は妊娠中に特に危険で、母親から胎児に感染し、深刻な奇形を引き起こす。このため、可能であれば妊娠開始前に抗体価を測定することが重要である。免疫を示さない被験者については、頻繁な分析で血清の転換をチェックし、追跡調査を行う必要がある。
技術仕様
試験定性
測定範囲 カットオフ指数値 1.2
波長 450 nm/ 620 nm
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