この3Dプリント標本は、右胸壁、腋窩、頸部付け根の解剖を保存したものである。標本はちょうど寄生的に切断され、胸部の内臓内容物は除去されている。肋骨、肋間の筋肉、各肋間の神経血管束の起始部など、右胸壁内の構造が頭頂胸膜の深部まで見える。大胸筋は標本の切片端に向かって内側に反射し、小胸筋を露出させている。小胸筋は、腋窩動脈を3つに分けているため、有用なランドマークとして機能する。鎖骨は中央1/3を切除したが、鎖骨下筋は残してある。腕神経叢とその枝の多くは、C5-T1の根から腋窩から出て腕に入る終端まで、ほぼ全体が見える。
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