パクリタキセル溶出PTCAバルーン拡張カテーテルであるDIOR®は、冠動脈のインターベンション用に特別に設計された急速交換カテーテルである。心筋灌流を促進するために、冠動脈または冠動脈バイパスの新生および再狭窄病変の狭窄を拡大することが適応となる。DIOR®パクリタキセル溶出冠動脈バルーンカテーテルは、特に冠動脈ステント内再狭窄の治療に適応される。
数多くの臨床試験
Eurocors DEBテクノロジーは、ステント内再狭窄(ISR)の治療において、複数の前臨床試験および臨床試験で有効性と安全性が実証されている。また、DIOR DEBは、新生血管、細小血管、分岐部病変の治療において、ステントを使用せずに単独で使用した場合の再狭窄率およびTLR率が低いことも示されている。
DIOR DEBの安全性と有効性は、以下の適応において検証されている:
ISR
小血管
分岐部病変
新生血管病変
再介入が可能
末梢・冠動脈用薬剤コーティング・バルーン・カテーテル 血管内治療や冠動脈治療における薬剤コーティング・バルーン・カテーテルは、"Leave Nothing Behind"(何も取り残さない)という哲学に沿った治療法である。インターベンションは数回繰り返すことが可能であり、異物が長期的に残存するよりも望ましいかもしれない。言い換えれば、DEB治療は将来の治療の選択肢をすべて残すということである。
実証された有効性と安全性
Eurocors DEBの使用は、長期的な開存性を向上させるステントレス技術として効果的な選択肢であり、異物を長期的に持続させるよりも望ましいかもしれない。
---