Mu-MLV (Moloney Murine Leukemia Virus) は、プライマーの存在下、一本鎖RNAから、あるいはRNA-DNAハイブリッドから相補的なDNA鎖を生成するのが好ましい。Mu-MLVの逆転写酵素はAMVの逆転写酵素よりもRNase H活性が低く、これは長いmRNAからcDNAを合成する際に有利である。Mu-MLVは3' ' 5'エキソヌクレアーゼ活性を欠く。最適な逆転写を行うためには、10 U/µg RNAを使用することが推奨されます。
応用例
本酵素は、cDNAライブラリーの作成、RT-PCR前の一本鎖cDNA合成など、長いcDNA断片に特に適しています。
仕様
パッケージング
キットの構成
Mu-MLV 逆転写酵素40000ユニット(200U/μl) 1チューブ(200μL) cDNAバッファ(クリアキャップ) 5チューブ 250mM Tris-HCl (pH 8.3), 375mM KCl, 50mM DTT, 15 mM MgCl2
量と純度
濃縮度
200 U/µ
活性度
テンプレートタイプ
RNA
単位の定義
polyA-oligodT 12-18を基質として、37℃、10分間で1 nmoleのdTTPを酸-不溶性に取り込む酵素量を1単位とする。
---