定量性に優れた高画質バーチャルスライド
開口数、フラットネス、色収差補正のすべてを高いレベルで実現した新設計対物レンズX Lineを搭載。透過光源には高輝度・高演色のLED光源を採用し、標本の色を忠実に再現します。落射蛍光光学系にはフライアイレンズを搭載することで、視野周辺まで明るくムラのない照明を実現。これらの高い性能を備えたVS200は、貼り合わせのムラを最小限に抑えた定量性の高いバーチャルスライド画像を作成することが可能です。
UPLXAPO X Line対物レンズの詳細はこちら
VS200 製品画像
多様な用途に対応する高い汎用性
蛍光や明視野観察に加え、暗視野、位相差、簡易偏光に対応しています。これまで明視野観察では捉えられなかった未染色サンプルの構造を暗視野や位相差観察などで広範囲にわたって一度にスキャンでき、実験の効率が向上します。たとえば、暗視野と蛍光の画像を重ね合わせることで、サンプルの形態と目的の蛍光シグナルを正しく識別することができます。
5つの観察手法とDF/FLの重ね合わせ
5つの観察手法とDF/FLの重ね合わせ
Testis in Permount, non-stained, captured with a 20X objective.
標本作製、画像の取得・提供にご協力を賜りました先生:Robin Wacker, Günthersleben, Germany.
利便性の高い自動システムで省力化を実現
一度に最大35トレイ・210枚の26×76mmスライドを搭載できるスライドローダーを用意しました。ローダー内のスライドトレイの位置と種類を正確に認識し、安全かつスピーディーに自動運搬。バーコードリーダーによって標本情報を自動で読み取り、バーチャルスライド画像に結びつけて情報管理を行うことも可能です。
00:00|00:26
クイックモードとエキスパートモード
簡単に再現性の高い作業が可能
ワークフローに沿ったインターフェースにより、直感的に操作を進めることができます。「クイックモード」を利用すれば、過去に保存したスキャン条件を選択してスタートするだけで、簡単に高画質のバーチャルスライド画像を取得することが可能。「エキスパートモード」では、目的やサンプルごとに細かい条件設定を行えます。
信頼度の高い実験データを幅広い研究領域に提供
スライド標本のデジタル化は貴重な標本画像の保存に加え、組織全体像から細胞の形態、分子の局在まで、連続的なマクロ・ミクロ観察の手段として、その重要性がますます高まっています。多様な観察手法とサンプルサイズに対応したVS200は、脳・神経科学、がん研究、創薬研究などの幅広い領域で活躍します。
脳・神経分野の研究に
Cortico-thalamic projection pathways labeled with AAV-GFP and AAV-tdTCorticothalamic projection pathways labeled with AAV-GFP and AAV-tdTomato.
標本作製、画像の取得・提供にご協力を賜りました先生:Hong Wei Dong, MD, PhD, Professor of Neurology, Keck School of Medicine of University of Southern California.
がん・幹細胞研究に
Tonsil CD3 (rm), ImmPRESS Reagent (HRP) Anti-Mouse IgG Immpact DAB (brown), AE1/AE3(m) ImmPRESS (AP) (HRP) Anti-Rabbit IgG Immpact Vector Red (red). Counterstained with Hematoxylin QS (blue).
標本のご提供:Vector Labs
創薬研究分野に