急性心筋梗塞(AMI)の診断に用いられる心臓マーカーには、CK-MB、ミオグロビン、トロポニンI、CRP、FABP、IMAなどがある。急性心筋梗塞において、血中心筋マーカーの上昇の時系列は以下の通りである:
ミオグロビン(1時間)→cTnI/cTnT(4時間)→CK-MB(4時間)→FABP(6時間)→CRP(14時間)→LD-1(24時間)。
Firstep心臓マーカー検査はサンドイッチ免疫クロマトグラフ法で、血液中の心臓マーカーを定性的に検出し、予備スクリーニングを行います。この検査は、急性心筋梗塞の診断のための唯一の基準として使用されるべきではなく、疑われる場合には、医師によりさらなる確認がなされなければならない。
製品の特徴
-短い処理時間
-簡単な操作と結果の解釈
-装置不要、肉眼で結果が見える
-多様な検査項目
適用範囲
急性心筋梗塞が疑われる患者。
心筋トロポニンI(cTnI)は心筋蛋白質であり、トロポニンT(TnT)と共に心臓内で複合体を形成し、アクチン・ミオシン相互作用による細胞内カルシウムシグナルの伝達に基本的な役割を果たしている。ヒトのcTnIは、骨格型には存在しないアミノ酸残基をN末端に持つため、心筋梗塞を示す特異的なマーカーとなる。
心筋トロポニン-I迅速測定は、イムノクロマトグラフィーをベースとしたワンステップのin vitro検査です。心筋梗塞の診断の補助として、ヒトの全血/血漿/血清検体中の心筋トロポニン-I(cTnI)の定性測定用に設計されています。
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