FANci2は、呼吸ガス中のCO2中の安定同位体13Cと12Cの比率を測定する高感度分析装置です。
本装置の応用分野は、13C安定同位体を標識したトレーサー物質が呼吸によって異化され、最終的に排出されるすべての診断技術である。
13C呼気試験分析装置は、高安定なデュアルビーム赤外分光計を搭載することができる。
このため、本装置は医学的な日常診断にも、精度や安定性に高い要求がある長期間の測定にも適しており、研究所だけでなく科学機関にも理想的な装置といえます。
医療診断
ヘリコバクター胃炎の診断研究
特定肝機能検査
固形物の胃排出率測定
リパーゼ酵素による膵臓機能検査
13C標識コーンスターチによるラクターゼ活性測定
アミノ酸代謝の調査
胆汁酸の循環のモニタリング
脂肪吸収不良の検出
空腸の細菌過剰増殖の表示
動物栄養学および生化学
飼料の利用
代謝の力学
簡単な操作と保存性
高い再現性 (標準偏差 < 0.3‰)
システムの状態を内部でチェックするため、メンテナンスの手間が省けます。
特殊な問題にも柔軟に対応できる広い応用範囲
FANci2の制御は、FANci WINDOWS®ソフトウェアによって実現されます。このソフトウェアは、測定結果のわかりやすい表示とデータの包括的な文書化が特徴です。
ユーザーはいつでも測定の進行状況を知ることができます。
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