ある特殊な状況、すなわち許容される最大リークが小さすぎる場合、唯一の解決策は試験品を密閉ベル内に閉じ、新しいT8980のようなシャットオフ「コンプライアンス」システムに移行することです。
この装置には2つの測定セクションがあり、1つ目は被検査品内部に試験空気を注入し、2つ目は密閉ベルの隙間内部の圧力上昇を測定します。そして、被検査物に漏れがあると、ベル内の圧力負荷が伝わって内部の圧力が上昇し、それを漏れ測定部で検出します。
こうすることで、完全な安全性のもと、非常に高い試験圧力(100barでも可)を使用しながら、数cc/hという極めて低いリークを検出することができるのです。
新しいT8980は、USBスレーブ、RS232、RS485、Profinet、EtherNet IP、EtherCATの各ポートを備えています。また、オプションでEthernetポートや、完全にプログラム可能な4入力8出力の26極コネクタも用意されており、外部のバルブ、安全バリア、スイッチなどと連動させることができます。
フロントパネルにはマスターUSBポートが組み付けられており、USBキーに接続して実施したテストの保存、パラメータのバックアップ/リストア、ツールファームウェアのアップグレードを行うことができます。
サーマルプリンター、バーコード/データマトリクスリーダー、マーカーとの接続は、内部メニューを使用して自動的に行われます。
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