マルチショット・パイロライザーや熱重量分析計(TG)で測定したEGAサーモグラム中の、任意の温度画分の成分を分離カラムに導入する装置です。バルブを用いずに、パージガスとキャリヤーガスの圧力差を利用した流路切換え機構を導入することで、汚染や極性化合物の吸着がなく、死空間と冷却点のない流路構成を実現しました(日本国特許取得)。
新仕様のSS-2010Eは、100Vから240Vのワイド電源対応です。また、フローコントローラー前面にキャリヤーガスの流れを表示しました。
※前モデルSS-1010Eは2022年7月31日まで継続販売いたします。
1.狙ったピークをハートカット
EGAサーモグラム中の任意の温度画分をハートカットして、その成分をキャピラリー分離カラムに導入します。ターゲット成分を絞った分析により、分析時間の大幅短縮が可能です。
2.新フロースイッチング方式による流路切換え
キャリヤーガスの圧力差を利用した流路切換え機構を有する注入口アダプターを採用。流路の材質に不活性化処理済のUltra ALLOY® キャピラリーチューブを用い、死空間と冷却点のない流路構成です。
3.簡単な構造で、分析者が取付け可能
スプリット/スプリットレス注入口に、選択的試料導入アダプター(SSアダプター)と配管を取り付けるのみです。
最高使用温度
420 ºC(注入口SSアダプター部)
パージガス制御範囲
最高 450 kPaまでのカラム入口圧力に対応可能(パージガス供給圧力 600 kPaの時)
サイズ
160(W) x 322(D) x 100(H) mm
所要電源
100 - 240 VAC(40VA)
適用GC機種
アジレント社製、Scion社製、サーモフィッシャー社製、島津製作所社製(適用不可GCもありますのでご相談ください)
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