液体窒素に浸漬した熱交換コイルに窒素ガスを流して液化させ、GCオーブン内の分離カラム先端部にジェット流として吹き付けて局部を冷却し、そこに分析成分をトラップします。その後オーブン内の循環加熱空気で冷却部を急速加熱し、 熱脱着します。
新仕様のMJT-2030Eは、窒素の圧力ゲージ値がデジタル表示となり、窒素ガスの流量調整がしやすくなりました。また、液体窒素導入チューブ先端をU字型に改良し、カラム設置が容易になりました。
※パイロライザーに加えて、各社の前処理装置と組み合わせて独立制御ができるモデルもあります(MJT-1035E)。
※前モデルMJT-1030Exは2022年7月31日まで継続販売いたします。
低沸点化合物の高いトラップ効率
迅速な冷却と熱脱着
マルチショット・パイロライザー(EGA/PY-3030D)を用いた試料の加熱による発生ガスの任意画分の自動分析
冷却達成温度
約-196ºC(窒素ガス流量約7 L/min、GCオーブン温度40ºCの場合)
使用可能分離カラム
金属キャピラリー分離カラム ( 内径 0.25 mm以下 )
溶融シリカ(FS)キャピラリー分離カラム(内径 0.53 mm以下)
* FS分離カラムは急激な冷却により、破損する可能性があります。
所要電源
100-240 VAC, 40VA
適用GC機種
アジレント社製、島津製作所社製、サーモフィッシャー社製、パーキンエルマー社製
※GCオーブン上部に他の装置が設置されている場合には、取付けできない場合もあります。
※独立制御モデル(MJT-1035E)の仕様は、カタログをご覧ください。