モノクローナル抗体試薬 CYFRA 21-1 EIA

癌用

サイトケラチン19は、少なくとも20種類のサイトケラチンポリペプチドからなるファミリーのメンバーである。サイトケラチンは上皮細胞の中間フィラメント構造を形成している1,2。サイトケラチンフィラメントは難溶性であるが、タンパク質分解により可溶性のサイトケラチン断片が形成され、体液中に放出される。 CYFRA 21-1は、血清中のサイトケラチン19フラグメントレベルを測定するイムノアッセイである3-6。CYFRA 21-1 EIAは、サイトケラチン193,7-8に特異的な2種類のモノクローナル抗体（BM 19.21とKS 19.1）に基づいている。サイトケラチン19フラグメントの上昇は、肺がん患者の血清5,9-12や、膀胱がんなどの他のがんでも認められる13。肺癌患者において、CYFRA 21-1は治療中の経過観察および再発の検出に有用であると報告されている。