Getein CK-MB/cTnI Fast Test Kitは、急性心筋梗塞(AMI)、不安定狭心症、急性心筋炎、急性冠症候群(ACS)などの心筋障害の臨床診断、予後判定および評価の補助として使用されます。
使用目的
CK-MB/cTnI Fast Test Kit(免疫蛍光法)は、血清、血漿または全血中のCK-MB/cTnIをin vitroで定量的に測定することを目的としています。本検査は、急性心筋梗塞(AMI)、不安定狭心症、急性心筋炎、急性冠症候群(ACS)などの心筋障害の臨床診断、予後判定および評価の補助として使用されます。
CK-MB/cTnIについて
CK-MB: クレアチンキナーゼは、CK-M(骨格筋由来)とCK-B(脳由来)の2つのモノマーサブユニットからなる二量体アイソザイムで、3つの組み合わせですべてのモノマーを形成することが可能です。CK-BB、CK-MM、CK-MBの3種類の単量体を形成することができる。BBは主に脳内に存在する。骨格筋には主にMMアイソフォームが存在し、MBは微量である(CK活性全体の1〜4%程度)。心筋にもMMアイソフォームが存在するが、MBの量が多く、通常CK活性全体の20%程度である。CK-MBは、基礎値が低く、正常範囲が狭いので、総CK活性よりも感度の高い心筋傷害のマーカーとなる。
cTnI:トロポニン複合体は3つの制御蛋白から構成されている。トロポニン複合体とトロポミオシン(別の心筋制御蛋白)をつなぐT、カルシウムがない場合の筋収縮を防ぐI、そしてカルシウムを結合するCである。
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