ORCA-Flash4.0 LT3は、2011年にリリースされたORCA-Flash4.0から改良された新しい蛍光イメージング用科学CMOSカメラです。
ライフサイエンス用途などの蛍光イメージングに求められる高い性能を備え、基礎研究用途だけでなく、各種装置への組み込みにも対応します。
特設サイト
科学用カメラに関する情報を提供するサイトです。
カメラの種類や性能は多岐にわたるため、用途に応じて最適なカメラを選択することが重要です。
カメラの性能を十分に理解し、用途に最適なカメラを選択するための技術情報やシミュレーションツール、実際の使用例などを紹介しています。
特徴
低読み出しノイズ(標準スキャン): 1.5 electrons rms、中央値0.9 electrons
高速読み出し(ラピッドローリング、フル解像度):40フレーム/秒
大視野 13.312 mm (H)×13.312 mm (V)
高解像度:2048 (H)×2048 (V)
高い量子効率: 82 % (ピークQE)
応用例
タイムラプスイメージング
多次元イメージング
Ca2+イメージング
DNAチップ読み取り
BSIカメラと同等以上の高S/N
下のグラフは、Gen II BSIカメラ*との読み取りノイズ分布を比較したもので、ORCA-Flash4.0 LT3の方が画素数が多く、読み取りノイズが小さいことがわかります。
ORCA-Flash4.0 LT3の読み出しノイズは1.5 electrons rmsと低く、特に低照度領域ではBSIカメラと同等以上の高S/Nを実現しています。
この性能は、光毒性の低い低励起光による長時間のタイムラプス撮影に代表される高画質な多次元イメージングで発揮されます。
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