紫外可視近赤外分光光度計 UH5700は、固体・液体試料に対して、紫外線波長領域から近赤外線波長領域まで幅広い測定波長範囲に対応しています。また、新しいデータ処理ソフトの採用により、快適な操作環境を実現しています。
連続可変スリットの採用
低光量測定時は自動でスリットが広くなり、高光量測定時はスリットが狭くなる連続可変スリットを近赤外波長域に採用、幅広い測定波長範囲190~3,300 nmで低ノイズ測定を実現しています。
低迷光
本製品はフォトリソグラフィ技術を用いた新開発のグレーティングを搭載しており、ツェルニターナーマウント シングルモノクロメータ方式の明るい分光器にてクラス最高レベルの低迷光/高測光レンジを実現しています*1。
測定スループットの向上
波長駆動にギヤドライブ方式を採用したことにより、約0.3〜5,000 nm/minと従来機と比較して紫外可視域の高速スキャンを実現しました*2。1 nmのデータ間隔で測定する場合1,000 nm/minで190〜3,300 nmの範囲の測定が約4分で可能となります。
検出器切り替え段差の抑制
一般的に、紫外可視近赤外分光光度計は、紫外可視域領域と近赤外領域で異なる検知器を用いています。異なる検知器を用いていることから、検知器の切り替え時に測光値の差が生じることがあります。UH5700は、元来培ってきたノウハウや信号処理技術などにより、検知器切り替え時の段差を最小限に抑えています。
アクセサリの共通化
試料室はU-2900/U-3900形分光光度計と共通設計、既にお持ちの付属装置の利用が可能です*3。測定目的に応じた豊富な種類のアクセサリをラインアップしています。