ICP発光分析装置 Ultima Expertシリーズは高分解能分光器を内蔵し、ファーネス原子吸光の感度にも劣らない程の高感度で測定できます。また、測光方式は試料中のマトリックスに干渉されにくいラテラルで観測しているので、高塩濃度試料に最適です。
最高の技術を誇るUltima Expertシリーズの分解能は0.005nmです。プラズマ中のスペクトル線の自然幅は波長や元素の種類にもよりますが0.003nm程度であるため、分離できるぎりぎりまで分離していることになります。このような分光器を使うことで、スペクトル干渉を受けにくく感度の増加を実現しました。
特長
安全機構を備えたスマートフード
実質分解能:0.005nm
オプションで120nmから測定できますのでCl、Brの分析も可能です。
ラテラル観測で最高の検出限界が得られます。
スペクトル干渉の少ない高分散分光器です。
HDD 検出システムによる広いダイナミックレンジ。(5×1010)
シースガスシステムによる高塩濃度試料の安定分析(NaCl 30%溶液)、アルカリ金属の高感度分析。
専用分析ソフト Image Navigator
【半定量分析ソフト】2分で全スペクトルの測定ができます。
【定量分析ソフト】測定者の熟練度によらず複雑なマトリクスでも基本条件を理想的な状態に設定できます。