VOYAGER ピペットの使用によりピペッティングの時間を短縮
これまで、フォーマットの異なるチューブやプレート間でサンプルを移動する際は、シングルチャンネルピペットを使用する以外方法がありませんでした。ゲルローディングや、チューブからプレートへの移動、96ウェルから384ウェルへのリフォーマットなど、シングルチャンネルピペットでのピペッティングは 、大変面倒でエラーを起こしやすい作業です。
VOYAGER チップ間隔可変マルチチャンネル電動ピペットは 特にこの問題に対応するよう設計されています。本製品は、市場初で唯一の、電動によるチップ間隔可変機能付きピペットです。VOYAGER を使用すれば、複数のサンプルを一瞬で一度に移動できます。VOYAGER はさらに、移動ステップが減ることにより、ピペッティングエラーやRSI (反復運動過多損傷) の防止にもつながります。
仕組み
VOYAGER ピペットは独自の電動チップ間隔可変機能を備えており、サイズやフォーマットの異なるチューブやプレート間で複数のサンプル移動を同時に行うことができます。チップ間隔は三か所まで容易に設定・保存でき、間隔の変更はボタンを軽く押すだけで行えます。
電動チップ間隔可変機能
VOYAGER multichannel pipette adjusting its tip spacing for 384- and 96 well plates.
VOYAGER ピペットはアプリケーションに合わせて機種を選ぶことにより、チップ間隔を4.5 mmから33 mmの範囲で可変することが可能です。
電動でチップ間隔が可変できることから、手動での変更に比べて多くの利点があります。
ピペッティング操作を含めて片手で操作できるため、もう片方の手で自由に実験機器や容器を操作できます。
ユーザーが容易にセットできる最大3つチップ間隔を、臨機応変に軽いボタン操作で選択できます。
セットされたチップ間隔は保存され、フォーマットの異なるチューブやプレートのウェル間隔を、都度セットし直しする必要はありません。
VOYAGER の容量、チップ間隔の調整可能間隔、互換性のある実験容器の詳細については、VOYAGER アプリケーションガイドをダウンロードしてください。