生物学ラボにおいて、生体廃液の吸引や回収、その後の廃棄には真空システムが広く使用されています。ラボでは一般に、真空フラスコをチューブ経由でウォータージェットポンプに接続した「自作式」システムが見られます。しかし、このような自作式システムには重大な欠点がいくつかあります。フラスコを空にする作業は面倒で手間がかかるほか、接続したパスツールピペットが破損して作業者がけがをする恐れもあります。最も重大なのは、液体やエアロゾルによって多くの場合真空ソースが汚染されることです。
INTEGRAでは、はるかに安全で使いやすい選択肢として、 VACUSAFE吸引システムを開発しました。VACUSAFEはコンパクトな一体型のラボ用真空ポンプで、生体廃液を安全かつ効率的に回収し封じ込めることができます。最大限の安全性を確保するため、VACUSAFEは、真空ソース保護機能、飛散防止ボトル、ボトルを所定の位置に保持する固定スタンドを装備しています。
仕組み
VACUSAFEは、真空ポンプ、回収ボトル、オーバーフロー防止機能、フィルターを統合した一体型液体吸引システムです。このような密閉型吸引システムでは、人体を最大限保護することで、生体有害液の封じ込めを最も効果的に行います。
安全第一 – ユーザーとラボを保護
VACUSAFE in laminary flow benches offers different levels of safety
VACUSAFEの製品ラインナップは、特定のアプリケーションの要件に応じてさまざまな安全レベルを提供しています。
有害な液体を完全に封じ込めるために、VACUSAFEは以下の安全機能を備えています。
真空制御付き内蔵ポンプ
自動閉鎖コネクタで液体やエアロゾルの漏れを防止
ボトルがいっぱいになるとレベルセンサーが検出
0.45 µmまたは0.2 µm疎水性フィルターの選択が可能
VACUSAFEを使えば、バイオセーフティレベル1、2および3のラボは、生産性を最大化し作動時の音や動作上の不便な面を最小化できると同時に、汚染溶液取り扱い時のユーザーの安全に関する厳格なガイドラインに準拠できます。