貴重なサンプルや高価な試薬が節約できます!
実験室では試薬デッドボリュームが大きいことは大きな問題です。特にマルチチャンネルピペットを使用してウエルプレートに貴重な試薬やサンプルをピペッティングするときに顕著になります。
従来型のリザーバーは、デッドボリュームを抑えるためにボトム形状がV字形になっています。とはいえ、液体残量が少なくなると液体が不連続になり、液溜まりを作り始めます。その結果、マルチチャンネルピペットの1つのチップあるいは複数のチップが、空気を吸い込むことがあり、そうなった途端リザーバーとピペットチップ内の残液はデッドボリュームとなってしまいます。
この問題を解決するために、INTEGRAは、底部にSureFlo™アンチシーリングアレイを備え、当社独自の表面処理を施したリザーバーを開発しました。アンチシーリングパターンは一連の微小な溝の集合でできていて、ピペットチップが底面に触れてもシールされません。特殊な親水性表面処理により液体がリザーバーの底部を均一に流れることができ、液溜まりができることも防止されます。
さらに、この25 ml分割試薬リザーバーは底部が5 ml容量と10 ml容量の二つのコンパートメントに分割されており、結果的に可能な限り少ないデッドボリュームを実現することができました。
仕組み
この分割試薬リザーバーは、25 mLリザーバーの底部が5 mLと10 mLの二つのコンパートメントに分かれており、繰返し使用できる丈夫な25mLリザーバーベースにぴったり収まります。5 mLと10 mLのコンパートメントは SureFlo™アンチシーリングアレイおよび親水性表面処理によって実現した、きわめて少ないデッドボリュームを特徴としています。特に貴重なサンプルや高価な試薬をマルチチャンネルピペットでピペッティングするときには、これが役立ちます。 リザーバーインサートは、ポリスチレン製とポリプロピレン製を用意していますので、より広範囲な化学物質に適合します。
最小のデッドボリューム
Divided reagent reservoir - lowest dead volume
リザーバーコンパートメントの底面にはSureFlo™アレイが備わっており、アンチシーリングパターンがピペットチップの目詰まりを防止し、チップ内、フィルターやピペットノズルへの液体の吹上げが生じません。 アンチシーリングパターンは一連の微少な溝の集合でてきていて、リザーバーの底部を液体が均一に流れるようにしています。不活性かつ親水性の表面処理により、表面張力により液滴を作る現象を防ぎ、その結果、どのような用途であっても、最小のデッドボリュームを実現します。