ScanStation 300 は、シャーレの培養、コロニーの検出、カウンティングを同時に集中化したリアルタイムのインキュベーター及びコロニーカウンターのステーションです。 コロニーは発現時から検出、カウントされ、その増殖の様子をリアルタイムでフォローすることができます。ScanStation 300 は、シャーレ300枚まで収納可能です。
キャパシティ: シャーレ300枚
塗抹タイプ: 混釈法、平板塗抹法、スパイラル法、メンブレンフィルター
シャーレサイズ: Ø 55 - 65 mm 及び Ø 90 mm
テレセントリック・レンズ
各シャーレの解析時間間隔: 1時間
バクテリア増殖を リアルタイムで
ScanStation 300は、インキュベーション開始後、シャーレ300枚の培養プロセスを1時間毎に撮影します。コロニーは、発現時から検出されカウントされます。1時間毎のバクテリア増殖を観察することにより、結果を予測することが可能になります。
革命的なデザイン
インキュベーション中に自動的にコロニーカウントを行います。バクテリア増殖の動画をリアルタイムで見ることができます。
1 インキュベーター
シャーレ300枚のインキュベーター
ScanStation300の回転カルーセルには300枚のシャーレをセットすることができます。シャーレは、Peltier モジュールを備え ± 1°Cに温度調節されたインキュベーター内で、全て同時にプロセスされます。
1 ロボティックアーム
ロボティックアームがシャーレを移動してタイムラプス撮影
ロボティックアームがシャーレをカルーセルからカメラまで移動し、タイムラプス撮影を行います。
ScanStationに搭載された感圧式グリッパーは全てのシャーレに対応します。
1 自動コロニーカウンター
ロボティックアームがシャーレを移動してタイムラプス撮影
ロボティックアームがシャーレをカルーセルからカメラまで移動し、タイムラプス撮影を行います。
ScanStationに搭載された感圧式グリッパーは全てのシャーレに対応します。
データインテグリティ
ScanStationは、インキュベーション開始から終了までのバクテリア増殖の画像と動画を保存します。後日のデータリカバリーも可能です。
バクテリア増殖の動画は、結果のバリデーション時に残渣とバクテリアを区別するのに役立ち、偽陽性を排除します。規則的な間隔で画像を撮影することにより、黴などの微生物の発現時をビジュアライズし、カウントが容易になります。
ScanStationソフトウェアは、FDA 21 CFR Part 11 ガイドラインに準拠します。セキュリティのために電子署名、監査証跡、暗号化されたデータを使用することが可能で、アクセスレベルにより各ユーザーに特有の権限を与えることができます。
シングルまたはマルチバッチ
シャーレを機器内にセットするのは、インキュベーションの最初でも途中からでも可能です。ScanStationは、異なった照明設定または培養時間設定のバッチを全て同時に行います。
dataLink データリンク
搭載されたバーコードリーダーは、市場の大半の1D/2Dバーコード、QRコード及びデータマトリックスを解読することができます。
ScanStationは、スパイラル塗抹装置及びデータリンクシステムとコンパチブルです。データ入力の重複やエラー発生を防ぎ、時間の節約につながります。
高性能テレセントリック・レンズにより、遠近法の歪みなしに、シャーレを完全な垂直の位置で見ることができます。 それにより、寒天培地メニスカスがカウントをより困難にするシャーレの端の周りの表面積が減少します。 この面積をシャーレの総表面積の9%から5%に減らすことにより、カウント性能が向上します。典型的なカウント精度は95%から97.5%に向上します。 これは製薬業界にとって非常に重要なことです。